Effort & Pain(えふぉーとあんどぺいん)
アイデアを「労力(Effort)」と「解消される痛み(Pain)」の2軸マトリクスで分類し、優先順位を決める手法。ふりかえり以外でも重宝します。
進め方
- 全員無言でアイデアを2軸に分類する(3分)
- 表を眺めて疑問点を共有・解消し、必要なら移動する(3〜7分)
- Effortが小さくPainが大きい候補から、実行するものを最大3つ選ぶ
いいところ
- アイデアの優先順位が一目でわかる
- 5〜10分でさっと絞り込める
手法のポイント
- 無言で分類する時間と、会話する時間を分けよう
- 付箋が一か所に固まらないよう、相対評価で分散させよう
テンプレートを使う
Miro・Figma・Google スライドなどに貼り付けて、そのままふりかえりを始められる枠です。 付箋は入っていないので、参加者が自由に貼れます。
本文中の時間はサンプルです。人数や状況に合わせて調整してください。
詳しいやり方
Effort & Painは、Effort(アクションの実行にかかる労力)とPain(どれくらい「痛み」を解消するか)の2軸で意見を分類する手法です。事前準備は不要です。
- 無言で分類する(3分):全員で、出てきたアイデアやアクションを2軸のマトリクスに貼っていきます。分類はあくまで相対評価。一か所に固まりすぎないよう分散させます。自分のアイデアだけでなく、他人のアイデアも積極的に分類しましょう。内容がわからない付箋を見つけたら、その場で確認します
- 共有・調整(3〜7分):分類済みの表を眺めながら、疑問点をチームで共有して解消します。場所の移動が必要なら適宜動かします
- 候補を選ぶ:Effortが小さくPainが大きいものがアクション候補として最適。Effortが大きくPainも大きいものが第2候補です。候補の中から、実行するアイデアを最大3つ、会話して決めます。必要ならドット投票や信号機でさらに絞り込みます
Painの代わりにGain(どれくらい利益を得られるか)を使ってもOKです。
進め方のポイント
① 無言で分類する時間と、会話する時間を分ける。最初から会話しながら分類すると、1つずつ合意を求めてしまい時間がかかりすぎます。まず無言でさっと分類し、認識のズレがある部分だけ会話しましょう。
② 付箋を一か所に固めない。集まりすぎると読みにくいだけでなく、「まとめて全部やろう」という意識が働いてしまいます。絶対評価ではなく相対評価で、ボード全体を使って分散させましょう。
似ている手法
軸を「実現可能性×有用性」に変えたFeasible & Usefulもあります。手順は同じで、軸が違うだけ。チームの状況にあわせて使い分けてください。
なお、「解消される痛み」ではなく「得られるもの」で選びたいときは、前向き版のEffort & Gainもどうぞ。
Miro版カタログでこの手法を使う →ふりかえりカタログのMiroボード(誰でも利用OK)が開きます
「やってみた!」は同じ手法に週1回まで。カタログの「みんながやってる手法」に反映されます
もっと詳しく(出典・参考書籍)
この手法を紹介するときは
ブログや資料で紹介するときは、こちらをコピーしてお使いください。利用について →
出典:ふりかえり実践会「Effort & Pain」https://hurikaeri.jp/catalog/effort-pain/(びば/森一樹) 原典:アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット(2021)
みんなの実践メモ
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