GUIDE 1/5 — 入門ガイド

ふりかえりって、何?

ふりかえりとは、立ち止まって、これからのことを考える活動です。

ふりかえりには、ひとりで行うふりかえりと、チームなど複数人で行うふりかえりがあります。このガイドでは、複数人で行うふりかえりにフォーカスして説明します(ひとりのふりかえりを始めたい方はこちらへ)。

複数人で行うふりかえりとは、「チーム全員で立ち止まり、チームがより良いやり方を見つけるために話し合いをして、チームの行動を少しずつ変えていく活動」です(『アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック』より)。毎週や隔週など定期的に、チーム全員で集まって行います。

私たちは毎日、たくさんの経験をしています。うまくいったこと、うまくいかなかったこと、嬉しかったこと、モヤモヤしたこと。でも忙しさに流されると、その経験はただ通り過ぎていくだけで、何も残りません。

そこで一度立ち止まり、「何があったっけ?」「そこから何がわかった?」「次はどうしよう?」と考える。すると経験が学びに変わり、学びが次の一歩につながります。この「経験→ふりかえり→学び→次の実践」のループを経験学習サイクルと呼びます。ふりかえりは、このサイクルを意図的に回すための装置です。

ここで大事なことをひとつ。ふりかえりは「反省会」ではありません。誰が悪かったかを追及する場でも、うつむいて謝る場でもありません。うまくいったことを見つけて伸ばし、失敗からは学びを取り出して、みんなで次の一歩を決める。前を向くための時間です。

ふりかえりの目的は大きく3つあります。

  1. 立ち止まること
  2. チームの成長を加速させること
  3. プロセスをカイゼンすること

最初は1つ目だけで十分。立ち止まる習慣そのものに、価値があります。