ふりかえりの場を作る

希望と懸念

チームの「希望」と「懸念」を出し合って、今回のふりかえりで話し合うテーマを決める手法。ふりかえりの冒頭に使います。

⏱ 10〜15分 👥 2人〜
希望と懸念 手法のイメージ
手法のイメージ

進め方

  1. 懸念(不安・問題)を一人ひとり付箋に書く
  2. 1人1枚ずつ簡潔に共有する
  3. 希望(どう変わりたいか)を書いて共有する
  4. 話し合うテーマを最大2つ決定する

いいところ

  • その日のふりかえりのテーマを全員で決められる
  • 将来の不安まで見える化できる

手法のポイント

  • 懸念は共有するだけに留め、深掘りは後続の手法に任せよう
  • 将来に関する懸念も挙げるよう促そう

詳しいやり方

チームの「希望」(こうなりたい)と「懸念」(抱えている不安)を出し合って、ふりかえりで話し合うテーマを決める手法です。事前準備と説明を含めて10〜15分。

ここでは「懸念」→「希望」の順で進めるアプローチを紹介します。

  1. 2分程度で「懸念」を一人ひとり付箋に書きます(どんな懸念・問題・不安があるか、今後どんな懸念を生みそうか
  2. 2〜5分で共有。1人1枚ずつ簡潔に、貼りながら共有します
  3. 2分程度で「希望」を書きます(現状をどう変えていきたいか、どう変わっていると嬉しいか)
  4. 再度2〜5分で共有します
  5. 集まった希望・懸念の中から、今回のふりかえりで話し合うテーマを最大2つ決定します(話し合いでも投票でもOK)。決めたテーマはホワイトボードに大きく書き出しましょう

「希望と懸念を並列に出す」「希望→懸念の順にする」などアプローチはチームの状況に応じて変えて構いません。

進め方のポイント

① 問題を掘り下げすぎない。 「懸念」は共有するだけに留め、深掘りは後続の手法に任せます。1つの個人的な問題の深掘りが始まってずるずる議論が続くのがありがちな失敗。この手法はテーマ決めに向いていますが、問題の要因や構造の可視化には向いていません。

② 今の問題だけにこだわりすぎない。 この手法は「将来」の不安や懸念を挙げられるところにも価値があります。問いかけの中で将来に関する懸念も促しましょう。

③ 無理に懸念を出さなくてもOK。 「(今できていないから)〇〇したい」のように、希望が懸念の裏返しになっていることも。チームの特性に応じて「希望」に強くフォーカスするのもアリです。

🧩 Miro版カタログでこの手法を使う →ふりかえりカタログのMiroボード(誰でも利用OK)が開きます

もっと詳しく(出典・参考書籍)