ふりかえりを拡張する「ふりかえりチートシート」
2026-08-07 ・ 元記事: Qiita
この記事について
あなたのふりかえりを拡張する「ふりかえりチートシート」を紹介します。
ふりかえりチートシートは、ふりかえりの手法84個とその特徴を網羅した一覧表です。ひとり・チーム・プロジェクト・組織と、さまざまなシチュエーションで使える手法を、B5用紙2枚分にぎゅっと敷き詰めました。
PDFは(DL版)ふりかえりチートシートから無料でダウンロードできます。ダウンロードしたものは、ご自由に印刷してご利用ください。
ブラウザでそのまま見られるWeb版のチートシートも公開しています。こちらは手法154種に増えていて、名前や概要で検索したり、ふりかえりの流れやむずかしさで絞り込んだりできます。気になった手法はその場で詳しいページへ飛べます。印刷にも対応しているので、紙で使いたいときにも使えます。
どんな人に向いている?
チームやプロジェクトなど、複数人でふりかえりを行う人であれば、誰でも活用できます。「アジャイル」「スクラム」という単語に聞き覚えのある方には特にフィットしますが、聞き覚えのない方でももちろん大丈夫です。
普段からふりかえりを行っていて別の手法を知りたい・試したい方にも、これからふりかえりを始める人のリファレンスとしても使えます。
チートシートの読み方
チートシートは、3つの区分で左から順に内容が記載されています。
区分1. ふりかえりの情報。「手法名」「概要」「出典」を記載しています。概要には、ふりかえりの中で行う「問い」(KPTであればKeep, Problem, Tryなど)や進め方を簡単に紹介しています。出典には、その手法が詳しく載っている書籍やWebサイトを最大2つまで載せています。
区分2. 「ふりかえりの流れ」との相性。書籍「アジャイルレトロスペクティブズ」が原典の5つの流れ(場を設定する・データを収集する・アイデアを出す・アクションを決定する・ふりかえりを終了する)と各手法の相性を、2段階の色で表しています。濃い色は相性が良いことを表します。薄い色は相性が悪いわけではありませんが、その流れの中で活用するには工夫が必要でしょう。
区分3. 「ふりかえりの型」との相性。ふりかえり読本 実践編で定義した8つの型(短期間をふりかえる・良いところを伸ばす・問題を解消する・学びを最大化する・関係の質を高める・多角的に捉える・長期間をふりかえる・未来を描く)との相性を、◎(最適)・〇(利用しやすい)・空欄(工夫が必要)の3段階で表しています。ふりかえりは本来、行うたびにチームのどんな面に着目するかが異なります。その目的を体系化したのが8つの型です。
使い方
まずは、オフィスに置いてください。毎回電子データで見るよりは、印刷して本棚に立てかけたり、壁に貼っておくのがおすすめです。ふとした会話のネタになります。
シーン1. 新しい手法に出会うきっかけとして。毎週同じ手法でふりかえりを続けていると、飽きが来たり、新しい手法にチャレンジしたい欲が湧いてくるものです。今使っている手法と似た属性の手法を探して代わりにやってみたり、名前に惹かれた手法を調べて実践してみたり。新しい手法を見つけるきっかけとしてお使いください。
シーン2. リファレンスとして。一度実践した手法でも、すべての名前を暗記しておくのは難しいものです(実は私も全部は覚えていません)。ただ、名称と概要さえわかれば、経験済みの手法は進め方を思い出せます。思い出すためのリファレンスとしてどうぞ。
シーン3. みんなでふりかえりの手法を選ぶ。ふりかえりのデザインは、ファシリテーターだけの仕事ではありません。「今週のふりかえりは何をしようか」をチーム全員でチートシートを見ながら話し合うと、ふりかえりそのものが楽しく、実りある活動へと変わっていきます。2〜4回に1度の頻度で新しい手法にチャレンジしていくと、チームのふりかえりの練度が上がっていきます。
Webで探すなら手法カタログもどうぞ
チートシートは「一覧性」が魅力ですが、手法の詳しい進め方まで知りたいときは、当サイトのふりかえり手法カタログをご活用ください。フェーズ別・目的別に手法を絞り込めて、進め方・いいところ・出典まで載っています。
一覧性はそのままに、検索と絞り込みを足したのがWeb版のチートシートです。手法は154種まで増えました。紙は配って囲むのに、Web版は探すのに、カタログは深く知るのに。場面で使い分けてみてください。
利用のお願い
「よい」と思ったら、ぜひいろんな所でリンクを共有してください。使ってみたら、X(@viva_tweet_x)に「使ったよ報告」をいただけると、私の励みになります(もちろん強制ではありません)。誤字脱字の指摘や、「この手法について知りたい」というリクエストも歓迎です。