KPT(けぷと)

Keep, Problem, Try

Keep(続けること)・Problem(問題・課題)・Try(試したいこと)の3つの質問で、チームをカイゼンするアイデアを出す手法。日本で最も有名なふりかえり手法です。

⏱ 20〜60分 1人〜 難易度:かんたん

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KPT 手法のイメージ
手法のイメージ

進め方

  1. チームに起こった出来事を話し合う
  2. Keep(続けること)を話し合う
  3. Problem(問題・課題)を話し合う
  4. Try(試したいこと)を話し合う

いいところ

  • シンプルでわかりやすい
  • 日本で最も有名なので説明しやすい

手法のポイント

  • 必ず出来事→Keep→Problem→Tryの順に話し合おう
  • TryはKeepの強化、Problemの解消の二つから考えてみよう

テンプレートを使う

Miro・Figma・Google スライドなどに貼り付けて、そのままふりかえりを始められる枠です。 付箋は入っていないので、参加者が自由に貼れます。

KPT のふりかえりテンプレート
SVGをダウンロード 大きく表示

Miroなら、ダウンロードしたSVGをボードにドラッグ&ドロップするだけで貼り付けられます。

本文中の時間はサンプルです。人数や状況に合わせて調整してください。

詳しいやり方

ホワイトボード(またはオンラインボード)を 出来事 / Keep / Problem / Try の4つのセクションに分け、4色の付箋を使って 出来事 → Keep → Problem → Try の順番に意見を出していきます。全体で30分程度が目安です。

最初に行うのが 出来事 です。5〜10分程度で、対象期間にチームに起こったこと・チームで行動したこと・チームで試したこと(前回のアクション)を、どんな小さなことでも書き出していきます。ここで出した出来事が、このあとのKeepとProblemの土台になります。タイムライン(イベント別)ハピネスレーダーアクションのフォローアップを組み合わせて思い出すのも効果的です。

出来事が出そろったら、Keep・Problem・Tryをそれぞれ「個人ワーク3分 → 共有5分」のリズムで進めます。

  1. Keep:出来事を眺めながら、続けるべきこと・よかったこと・うまくいったことを、まず個人ワークで付箋に書き出します(この時点ではまだ貼り出しません)
  2. 共有には「ラウンドロビン」を使います。時計回りに1人1つずつ意見を宣言しながら貼っていき、似た意見が出たら「私も○○だと思いました」と割り込んで近くに貼ります。共有とグルーピングが自然と同時に進みます
  3. Problem:課題だけでなく、今後のリスクや懸念を挙げてもOKです
  4. Try:「Keepの強化」または「Problemの解消」の観点でアイデアを出します

進め方のポイント

① 出来事を飛ばさない。 KPTでいちばん省略されやすいのが、この最初のステップです。出来事を出さずにいきなりKeepから始めると、その場で思い出せた印象の強い出来事だけに意見が引っぱられ、地味だけれど大事なことが落ちていきます。先に出来事を並べておけば全員の記憶がそろい、KeepもProblemも「あの出来事のこと」と具体的に語れるようになります。KPTが薄い意見の言い合いで終わってしまうときは、まずここが抜けていないか見直してみてください。

② 順番を守り、時間を区切って別々に出す。 一度にK・P・Tすべてを出すと、Tryが「個人で解決策のわかりきったアイデア」になりがちです。また、人はProblemから考え始めると、よいところに目が行かなくなる性質があります。よいところを伸ばす視点を守るためにも、順番と時間の区切りは崩さないでください。

③ 前回のアクションの結果をKeepとProblemに入れる。 アクションは単発で終わると効果が薄く、継続的にカイゼンし続けてはじめてチームの力になります。実践されなかったなら何かのProblemがあるはずですし、うまくいかなくても何かしらのKeepは見つかります。

④ 「チームのための」Tryを検討する。 無意識に書くと自分自身のためのTryになりがちです。Tryを出す前に「チームのためのTry」であることを念押しして伝えましょう。

⑤ 意見が多いときは、Tryの前にドット投票で絞り込む。 KeepとProblemが発散したままTryに進むと、部分最適なTryが出がちです。チームにとって特に大切なテーマをドット投票で絞ってから、Tryを検討すると効果的です。

ありがちなつまずき

  • KeepとProblemが抽象的で、話し合いが深まらない → 出来事の書き出しが足りていないかもしれません。5〜10分かけて事実を並べ直してから、もう一度KeepとProblemを考えてみましょう
  • Tryが「実行可能でないもの・効果が少ないもの・具体化されていないもの」ばかりになる → KPTA(Actionフェーズの追加)を試してみましょう
  • 責任追及の場になってしまう → 進め方や目的の認識合わせと、場作り(DPAなど)から見直しましょう

代表的なバリエーション・アレンジ

▼ 他のアレンジはこちら(ページ下部)

Miro版カタログでこの手法を使う →ふりかえりカタログのMiroボード(誰でも利用OK)が開きます

もっと詳しく(出典・参考書籍)

この手法を紹介するときは

ブログや資料で紹介するときは、こちらをコピーしてお使いください。利用について →

出典:ふりかえり実践会「KPT」https://hurikaeri.jp/catalog/kpt/(びば/森一樹)
普及・波及:これだけ!KPT(天野勝)

みんなの実践メモ

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