アクションのフォローアップ(あくしょんのふぉろーあっぷ)
Following up on Action Items
過去に立てたアクションを棚卸しして、実施状況を全員で検査する手法。実施されなかったアクションからも「なぜ?」の学びを引き出し、次のカイゼンにつなげます。アクションのやりっぱなしを防ぎ、経験学習のサイクルを閉じます。
進め方
- どこまで遡ってふりかえるかを決め、対象のアクションをすべてホワイトボードに書き出す(直近のアクションは必ず対象に)
- 各アクションの実施状況を全員で判定する(Closed/保留/Droppedの3分類が手軽。より詳しくはAdded/Doing/Pending/Dropped/Closedの5分類でもOK)
- 保留・Droppedのアクションは「なぜ?」を検討する
- Closedのアクションは、得られた学びを取り上げ、よりよくする方法を検討する
いいところ
- アクションのやりっぱなしを防ぎ、経験学習サイクルが閉じる
- 実施されなかった原因(認識齟齬など)自体が学びになる
- 分類の傾向がチームの診断になる
手法のポイント
- 定期的に(チームなら最低でも月1回)確認しよう
- 判定はグループに分かれず、全員で認識をあわせながら進めよう
- 優先順位の低いものはドラスティックにCloseにしていこう
詳しいやり方
過去に立てたアクションを実施した結果どうなったかを検査するアクティビティです。実施結果を再度ふりかえり、さらによい方向へカイゼンするためのアクションを作ります。実施していなかった・できなかった場合でも、その事実をもとに今後どうするかを検討して、次のアクションを導き出します。以前は実施できていたアクションが今はできなくなっている、ということも起こりえるので、一度実施したアクションもリストアップして検査します。
事前に、どこまで遡るかを決めておきます(直近のアクションは必ず対象に)。対象のアクションをすべてホワイトボードに書き出したら、それぞれを次の3つの状態に判定します。
- Closed:アクションは継続的に実施されている/完了条件を満たしている
- 保留:アクションは保留されている
- Dropped:アクションは実施されなくなってしまった
複数人がバラバラにアクションを実施している場合は、ドットシールで個人の意見を貼ってもらうとよいでしょう。保留・Droppedのアクションは「なぜ保留されているのか」「なぜ実施されなくなったのか」を検討します。Closedのアクションは、そこから得た学びを取り上げ、よりよくしていく方法を検討します。
進め方のポイント
① チームなら最低でも1ヶ月に1度のペースで。アクションのやりっぱなしを防ぎ、経験学習サイクルをきちんと閉じられます。
② 判定は全員で。人数が多くてもグループに分かれず、全員で認識をあわせながら進めましょう。Droppedのアクションが行われていない原因はチーム内の認識齟齬であることが多く、全員が認識を表明していくと不一致が明らかになります。その不一致が起こったこと自体が、新たな学びとなってカイゼンにつながります。
バリエーション:5つの状態で詳しく分類する
3分類よりも詳しく見たいときは、Added(追加されたが未実施)/Doing(実施中)/Pending(保留中)/Dropped(実施されなくなった)/Closed(実践され役目を終えた。チームの文化として根付いたものも含む)の5分類も使えます。分類したら、もう実践しなくてよいもの・価値のなくなったものはClosedへ移動し、残った中で特に重要なアクションを話し合って今週のアクションとして実践します。
分類の傾向はチームの診断にもなります。Addedが多いならアクションが具体的でないのかも。直近のPendingが多いなら不明瞭で実践されていない可能性が高いので、数を絞って具体化を。Droppedが多いなら効果の高いアクションを選べていない傾向。Closedが多いほど、カイゼン上手なチームです。迷いのあるアクションは思い切って切り捨てて、本当に必要なものだけを残しましょう。
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出典:ふりかえり実践会「アクションのフォローアップ」https://hurikaeri.jp/catalog/follow-up-on-action-items/(びば/森一樹) 原典:Fun Retrospectives(Following up on Action Items)
みんなの実践メモ
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