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FACILITATOR — LESSON 9 / 12

「たぶん、うまくいってます」。ふりかえりのふりかえりという点検

今週のゴール目安 約37分

毎回5分の+/Δを運用に組み込み、チェックシートによる定期点検を設計できる(NGを成績ではなく鏡として扱える)

廊下で、隣のチームのリーダーに声をかけられました。「そういえば、おたくのふりかえり、うまくいってる?」。あなたは答えます。「あ、はい。いい感じだと思います」。

自席に戻る途中で、ふと考えます。いい感じって、何がだろう。付箋は出ている。ときどき笑いも起きる。アクションも実行され始めた。半歩の入れ替えもやった。たしかに、悪くはない気がする。でも「うまくいっています」と言い切れる根拠を、自分が何も持っていないことに気づきます。感覚です。全部、感覚で答えていました。

思い返せば、この8週間でいろいろなものを装備してきました。促す構え、場の設計、聴く技術、沈黙への介入、矢印の曲げ方、アクションの作り方と守り方、マンネリの検知。チームのふりかえりは、確実に始めた頃とは別物になっています。それなのに「うまくいってるか」に答えられないのは、道具は増えたのに、測る道具だけがまだ無いからです。

今週は、この「たぶん」を扱います。

検査されずに走り続ける、唯一の場

考えてみると、不思議なことがあります。あなたのチームのプロダクトには、レビューとテストがあります。仕事の進め方には、ふりかえりという検査があります。では、そのふりかえり自体は、誰が検査しているのでしょうか。

たいてい、誰もしていません。ふりかえりは、チームの中で唯一、検査されないまま走り続けている活動になりがちなのです。ふりかえりの7つのステップには、6番目に「ふりかえりをカイゼンする」が正式に組み込まれています。それなのに、ここまでやっているチームは1割もいません。ほとんどのチームは、アクションを決めたら解散します。

これは裏を返せば、大きなチャンスです。やるだけで、1割側に入れます。しかも効き方が特別で、ふりかえりのカイゼンは複利で効きます。ふりかえりが1%良くなれば、そこから生まれるすべての気づきとアクションの質が1%良くなる。それが毎週積み重なっていく。個々の問題をひとつ潰すより、問題を潰す装置そのものを磨く方が、長期では大きいのです。

なぜ9割のチームがやらないのでしょうか。理由は3つ観察できます。1つ目は時間。60分のふりかえりが盛り上がると、最後の5分は真っ先に削られます。2つ目は照れ。「今日の私の進行、どうでした?」と聞くようで、ファシリテーターが切り出しにくい。3つ目は、そもそもステップとして知らない。アクションが決まったら終わり、だと思っている。

3つとも、今週で解けます。時間は「固定枠」で守り、照れは「進行の話ではなくやり方の話」に言い換えて外し、知らないは、いま知りました。

この点検には、学問の言葉もついています。ダブルループ学習です。決まったやり方の中で問題を解くのがシングルループ、そのやり方自体を問い直すのがダブルループ。ふりかえりはチームの仕事に対するダブルループですが、ふりかえりのふりかえりは、さらにその外側をもう1周する三重目のループになります。難しく聞こえますが、やることは「なんで私たち、これやってるんだっけ」と、ときどき問い直すだけです。

ちなみに、この問い直しは5分でやらなければいけない決まりはありません。10回続けてきてマンネリを感じているなら、60分のふりかえりを1回分まるごと「そもそも何のためにやっているんだっけ」に使ってしまっていい。毎週意味の薄い60分を10回続けるより、1回立ち止まって残りの9回を良くする方が、よほど時間の使い方として合理的です。よく分からないけれど毎週入っている定例会議を思い浮かべてください。あれを問い直す会があったら出たいでしょう。ふりかえりには、それが公式に許されています。

先週、終了5分前に「このふりかえりのやり方自体、最近どうですか」と聞く技術を使いました。あれが、ふりかえりのふりかえりのいちばん小さい形です。今週はこれを装備にします。道具は2つ。毎回5分の体温計と、ときどきの健康診断です。

ふりかえりのふりかえりの2つの道具。左は+/Δ(プラス/デルタ)で、ボードを+とΔに二分割し付箋が貼られたミニボード。毎回・最後の5分・口頭でどんどん出す体温計。右はふりかえりチェックシートで、「ありたい姿を描けている」に○、「感謝を伝え合えている」に×、「アクションの効果を検証」に○、「ポジティブから先に考える」に×といった項目が並ぶシート。四半期に1回・47項目から気になる分だけやる健康診断。理由と「どうしたい」が本体

毎回5分の体温計。+/Δ

1つ目の道具は+/Δ(プラス/デルタ)。ふりかえりの最後の5分でやる、いちばん軽い点検です。ボードを縦に二分割して、左に+、右にΔと書くだけ。+は今日のふりかえり自体の良かったところ、Δは次はこう変えたいところです。

実況で見てみましょう。

あなた「最後の5分は+/Δです。今日のふりかえりの進め方について、+とΔをどんどん言ってください。書くのは私がやります。書き終わるのを待たなくていいので、思いついた人からどうぞ」 Cさん「+で。わかったことの枠、今日も良かったです。書きやすい」 Dさん「Δ。付箋を書く時間、ちょっと短かったかも」 Bさん「Δです。最初の議題に時間を使いすぎた気がします」 あなた「ありがとうございます。じゃあ次回は、書く時間を2分伸ばして、議題ごとに時間を区切ってみますね」

ここまでで1分半です。大げさな準備も、深刻な議論もいりません。ポイントは意見を途切れさせずにどんどん言ってもらうこと。付箋に書いて共有する丁寧なやり方もありますが、この5分に限っては、口頭でテンポよく出して、あなたが書き取る方が向いています。声が出にくいチームなら、小さなぬいぐるみをトーキングオブジェクトにして回すと、お見合いを防げます。

ここでひとつ、見落とされがちな話をします。この5分で大事なのは、実はΔだけではありません。+の方も同じくらい大事です。

Cさんの「わかったことの枠、書きやすい」という+を思い出してください。もしこれが言葉にならなかったら、どうなるでしょう。半歩の入れ替えでYWTを試したのはいいけれど、効いているのかどうか誰も口にしないまま、いつか誰かの気まぐれで元に戻る。良い運営は、言語化されない限り偶然のままです。ふりかえり本体でKeepを言葉にするのと同じ理屈で、運営のKeepも言葉にして初めて、チームの資産になります。Δが次を良くする道具なら、+はいま持っている良さを守る道具です。

Δを出しっぱなしにしない

+/Δには、ひとつだけ落とし穴があります。Δの出しっぱなしです。「時間が短かったですね」「そうですね」で終わって、翌週も同じ時間割で始まる。これを何回か繰り返すと、メンバーは学習します。「ここで何を言っても、変わらないんだな」と。

対策はレッスン7『決めたのに、やらない。フォローアップの仕組み化』でやったことと同型です。アクションに冒頭1分のフォローアップを付けたように、運営のΔにもフォローアップを付けます。やり方は宣言だけ。次回の冒頭で、こう言って始めます。

あなた「始める前にひとつ。先週のΔで『書く時間が短い』が出ていたので、今日は書く時間を2分伸ばします」

10秒です。でもこの10秒が、「この場は、言えば変わる場だ」という信頼を作ります。そしてこの信頼は、ふりかえり本体にも効きます。運営への意見が通る場では、仕事への意見も出やすくなる。レッスン4『「特にないです」の正体。意見が出ないときの介入』で扱った「特にないです」の遠い予防にもなっているのです。原典でも、+/Δで出した改善点は次回のふりかえりで必ず活かすことが強調されています。出す技術より、活かす仕組みの方が本体です。

Δのフォローアップの循環図。ふりかえり本体→最後の5分で+/Δ→Δを1つ選ぶ(全部やらなくていい)→次回冒頭で「先週のΔを受けて、今日はここを変えます」と宣言→次のふりかえり本体へ、と4つの箱が矢印で循環する。10秒の宣言が信頼を作る。Δが3回無視されるとΔは出なくなり、風化はここから始まる

先週、ふりかえりの終わりは炎上ではなく風化で訪れる、という話をしました。その風化の始まりが、実はここです。Δが3回無視されると、Δが出なくなります。Δが出なくなると、運営は変わらなくなります。変わらない運営は、レッスン8『「今日も同じでいいですか」。マンネリの検知と手法の入れ替えどき』で見たとおりマンネリへ向かい、マンネリの先には静かなフェードアウトが待っています。逆に言えば、Δに翌週応え続けるだけで、この下り坂の入口に鍵がかかります。ふりかえりを続けるチームと風化させてしまうチームの分かれ目は、大げさな何かではなく、この10秒の宣言の積み重ねです。

ときどきの健康診断。ふりかえりチェックシート

2つ目の道具は、ふりかえりチェックシートです。毎回の+/Δが体温計なら、こちらは健康診断。数か月に一度、ふりかえりの全身を点検します。

チェックシートには、7つのステップに沿って47の項目が並んでいます。「チームとしてのありたい姿を心に描けている」「アイデアがどんな価値を生んだのか共有できている」「次のふりかえりまでにアクションの効果を検証している」。各項目に○×をつけて、理由「あなたはどうしたい?」を書き添えます。実はこの2つの記入欄の方が本体で、○×はそのための入口にすぎません。

シートは、ふりかえりガイドブックの7つのステップを土台に作られた公開テンプレートで、Miroなどにそのまま貼って使えます。チーム全員で同じボードに書き込み、あとで眺め合うのが基本の使い方です。

このシートには、面白い働きがひとつあります。チームがまだ持っていない観点を、項目の形で先に届けてくれるのです。たとえば「感謝を伝え合えている」という項目。手法から入ったチームでは、感謝という観点自体がそもそも場に存在していないことが珍しくありません。KPTにもYWTにも、感謝の枠はないからです。それがチェック項目として目の前に現れると、NGをつけながら「ああ、伝えてみようかな」と思う。実際、この項目のNGに「今度言ってみます」と理由を書き込むチームは多いのです。点検のつもりが、新しい観点の輸入になっている。47項目は、47個の「そういう見方もあるのか」でもあります。

使い方の掟が3つあります。

第一に、全部OKを目指さない。これは試験ではなく点検です。47項目オール○のチームを作るための道具ではありません。

第二に、NGは診断ではなく鏡。たとえば「ポジティブな側面から先に考える進め方になっている」にNGがついたチームがあるとします。ダメでしょうか。そのチームが「うちはネガティブから始めても空気が沈まない確信があるから、あえてそうしている」と言えるなら、そのNGは満点です。チームの流儀が言語化された瞬間だからです。NGそれ自体に良し悪しはなく、「なぜそうしているか」を言えるかどうかだけが問われています。

第三に、価値は「どうしたい」が書けた項目に宿る。47項目のうち、チェックして終わりの項目が44個あっても構いません。「ここ、何とかしたいかも」が3個見つかれば、次の3か月分のテーマが手に入っています。

実況。健康診断の日

チームで初めてチェックシートをやった日の様子です。30分だけ取って、各自が気になる項目に○×と理由を書き、見せ合いました。

あなた「並べてみると……『チームとしてのありたい姿を描けている』、全員NGですね」 Bさん「言われてみれば、直すことばかり話してましたね。どうなりたいかって、話したことないかも」 Dさん「ありたい姿って言われても、パッと出てこないです」 あなた「じゃあ、それを来週のテーマにしませんか。改善はお休みして、私たちがどうなっていたいかを話す回」

ひとつ補足すると、この場面のDさんの「パッと出てこないです」は、放っておくと気まずい沈黙になりかけるところでした。ここで使うのは、レッスン4で身につけた「問いを小さくする」です。

あなた「ありたい姿って、たしかに大きい問いですよね。じゃあ小さくします。半年後、これができるようになってたら嬉しいな、ってこと、何かありますか」 Dさん「あ、それなら。障害対応、誰が引いても同じ品質でさばけるようになってたら嬉しいです」 Bさん「いいですね、それ。私も同じこと思ってました」

チェックシートが見つけるのは穴だけで、穴の埋め方はこれまでの週の技術がそのまま使えます。点検と介入は別の道具です。

レッスン8で「テーマごと替える」という入れ替えを紹介しました。チェックシートは、その次のテーマの発見器としても働きます。マンネリの正体が「話すことが枯れた」ではなく「話すべきことに気づいていなかった」だと分かる瞬間です。

もうひとつ、この日に出た発見がありました。「アイデアの価値を共有できている」に、Cさんが△をつけて、理由にこう書いていたのです。「共有できてる気がするけど、分かる人は分かる、という状態かも」。長く一緒にいるチームほど、会話が暗黙で通じるようになります。それ自体はチームの強みです。ただ、その暗黙は新しいメンバーには壁になります。点検でこの手の「分かる人は分かる」が見つかったら、新メンバーを迎える前に言葉にしておく。チェックシートは、そういう先回りにも使えます。

ちなみに、何百回とふりかえりを重ねた熟練のファシリテーターでも、チェックシートをやると基本のNGが普通に見つかります。慣れるほど、雰囲気で回せてしまうからです。初めての手法を使う前に効果と進め方を確かめる、ふりかえりの目的をチームと話す、アクションの効果をあとから検証する。どれも基本のきですが、経験を積むほど「まあ、こんな感じよね」で省略できてしまう。省略しても回るのが熟練の証拠でもあり、罠でもあります。だからこそ、たまの健康診断で基本に立ち戻る価値は、初心者よりむしろ熟練者の方が大きいのです。NGが出るのは恥ではありません。点検が機能している証拠です。なお、チームではなくファシリテーターであるあなた自身の点検は、レッスン12でじっくりやります。

ここまでのまとめ

実践に入る前に、ここまでの4ステップで学んだことを、ひとつずつ思い出しておきましょう。

ステップ1:検査されずに走り続ける、唯一の場
ふりかえり自体は、誰にも検査されないまま走り続けます。道具は2つ。毎回5分の体温計である+/Δと、ときどきの健康診断であるふりかえりチェックシートです。

ステップ2:Δを出しっぱなしにしない
運営のΔにも、フォローアップを付けます。次回のふりかえりで必ず活かすと決めておくこと。Δが3回無視されると出なくなり、風化はそこから始まります。

ステップ3:ときどきの健康診断。ふりかえりチェックシート
チェックシートは、全部OKを目指す道具ではありません。NGは診断ではなく鏡で、価値は「どうしたい」が書けた項目に宿ります。チームがまだ持っていない観点を、項目の形で先に届けてくれます。

ステップ4:実況。健康診断の日
実際にチェックシートを回した日の様子です。健康診断は次のテーマの発見器であり、いちばん検査されていないのはファシリテーターであるあなた自身だと分かります。

よくある疑問

Q. +/Δ自体が形式的になってきました
点検の手法にもマンネリは来ます。レッスン8の要領で半歩ずらしましょう。退出時にドアの近くに貼った紙へ気持ちを投票してもらうハピネスドアに替えると、声に出しにくい人の温度も拾えます。もっと踏み込むなら「役立った、邪魔した、仮定した」。+/Δと同じ点検系ですが、改善アクションに落とすところまでやる、少し重めの手法です。

Q. Δばかりで、+が全然出ません
出す順番を固定しましょう。「まず+から。1人1個お願いします」と先に良い方を集めてから、Δに移ります。ふりかえり本体で問題より先に良かったことを扱うのと同じ設計です。それでも出ないときは、あなたから出してください。「+です。今日、全員の付箋が時間内に出そろいました。先月はできてなかったことです」。運営の進歩は連続していると気づきにくいので、ファシリテーターが定点観測者として拾うのがいちばん確実です。

Q. 47項目は重すぎませんか。全部やる時間がありません
全部やらないでください。直感で気になる項目だけ選んで、残りは各自の持ち帰りで十分です。リズムとしては四半期に1回くらい。レッスン7で月1の棚卸しを作りましたが、あれのもう一段長い定期便だと思ってください。毎回の+/Δがあるからこそ、健康診断はたまにで足ります。

Q. NGだらけで、チームが少しへこみました
○×に正解はない、を最初に伝え損ねたのかもしれません。次からはシートを配る前にこう言いましょう。「これは成績表ではなくて、次のテーマを探す地図です。NGが多いほど、伸びしろの在庫が多いということなので、むしろ豊作です」。そして意図的なNGを見つけたら、チームの流儀として言語化して祝ってください。

Q. Δがいつも「時間が足りない」です。3回目です
同じΔが3回出たら、それはもう運営のPendingです(レッスン7の分類がそのまま使えます)。+/Δの中で受け流さず、外に出して普通のアクションにしましょう。時間が足りない原因はたいてい根性ではなく構成なので、アジェンダの時間割を見直すのが早道です。どの手法に何分割り当てるかは、「ふりかえりを作る」ページで時間を選ぶと叩き台が出てきます。

今週の実践

仕込みは2段階です。まず今週、ふりかえりの最後5分に+/Δの固定枠を作り、出てきたΔを1つ選んで、次回の冒頭で「先週のΔを受けて、今日はここを変えます」と宣言する。この往復が回り始めたら、月内にチェックシートを1回。気になる項目だけでよいので、理由と「どうしたい」まで書いて見せ合ってください。全員NGの項目が見つかったら、それが来週のテーマです。

持ち帰りを3行で。ふりかえりだけが、検査されずに走り続けている。毎回5分の+/Δで体温を測り、ときどきチェックシートで健康診断。NGは成績ではなく、次のテーマの在庫。

さて、ふりかえりのふりかえりが回り始めると、面白いことが起こります。運営への意見が全員から出るようになり、ふりかえりの進め方が、あなたの持ち物からチームの共有物に変わっていくのです。そうなったら、次の一歩の準備は整っています。レッスン10は、このコースがずっと予告してきた目的地。ファシリテーターの移譲、あなたがいなくても回るふりかえりの話です。

このレッスンに関連する手法

進め方の詳細は各手法ページで確認できます。

今週の実践課題

  • 次のふりかえりの最後5分に「+/Δ」を固定枠として入れる(今日のふりかえり自体の+と、次はこう変えたいΔを声に出してもらう)
  • 出てきたΔから1つ選び、次回の冒頭で「先週のΔを受けて、今日はここを変えます」と宣言してから始める
  • 今月中に1回、ふりかえりチェックシートを気になる項目だけでいいのでチームでやってみる(○×だけでなく、理由と「どうしたい」も書く)
  • 全員がNGだった項目があれば1つ選んで、次のふりかえりのテーマにする

ひとりで進める場合:自分のファシリテーションについて、ふりかえりが終わるたびに+を1行、Δを1行だけメモしましょう。1か月たまったら見返して、Δに3回以上登場したものを1つ選び、来月の自分のテーマにします。