役立った、邪魔した、仮定した(やくだったじゃましたかていした)

Helped, Hindered, Hypothesis

ふりかえりの進め方そのものをふりかえる手法。「役立ったこと」「邪魔だったこと」「今後行うこと(仮定)」の3つを共有して、次回のふりかえりをよりよくします。+/Δよりも一歩踏み込んで、カイゼン案まで出せるのが特徴です。

⏱ 5〜15分 👥 2人〜 難易度:かんたん

▶ スライドで表示

役立った、邪魔した、仮定した 手法のイメージ
手法のイメージ

進め方

  1. ホワイトボードを「役立った」「邪魔した」「仮定した」の3つのセクションに区切る
  2. 必ず「役立った」から順に意見を共有する(時間があれば付箋で、なければ口頭+メモでOK)
  3. 「仮定した」で出たアイデアのうち特に大事なものを選び、次回のふりかえりに活かす

いいところ

  • ふりかえりのカイゼン案(アクションのアイデア)まで出せる
  • よいところから振り返るので前向きに終われる

手法のポイント

  • 必ず「役立った」から順番に共有しよう(最初から改善点を考えると、うまくいったところを思い出しにくくなる)
  • 出たカイゼン案は見える場所に残して、次回の前に見直そう

詳しいやり方

ふりかえりの進め方そのものをふりかえり、次回のふりかえりをよりよいものにするための手法です。ふりかえりの中でチームにとって「役立ったこと」「邪魔だったこと」「今後行うこと」の3つを共有していきます。

  • 役立った:ふりかえりの中で、考えやアイデアを出す手助けをしてくれた行動や事実
  • 邪魔した:考えやアイデアを出す際の阻害要因となった行動や事実
  • 仮定した:次回のふりかえりへのカイゼン案

事前準備として、ホワイトボードを3つのセクションに区切っておきます。「役立った」「邪魔した」「仮定した」の順に意見を共有し、最後に「仮定した」で出たアイデアの中から特に大事なものを選んで、次回のふりかえりに活かします。時間があれば付箋でじっくりデータを収集してもよいですし、少なければ口頭で出してもらい、メモを取るだけでも十分です。

+/Δ(プラス/デルタ)と同じ「ふりかえりをカイゼンする」ための手法ですが、「仮定した」によってアクションのアイデアまで出せるのが違いです。時間が取れないときは+/Δを、時間があるときはこちらを選ぶとよいでしょう。

進め方のポイント

ポイントはただひとつ、必ず「役立った」から順番に共有することです。最初から改善点を考えてしまうと、うまくいったところを思い出しにくくなります。KPTと同じように、問いの順番を守って出していきましょう。

どの手法を使っても、出したカイゼン案が忘れ去られて実行されなければ、ふりかえりはよくなりません。結果をホワイトボードや付箋に残しておき、次回のふりかえりの前に全員で見直すのが最も効果的です。

🧩 Miro版カタログでこの手法を使う →ふりかえりカタログのMiroボード(誰でも利用OK)が開きます

もっと詳しく(出典・参考書籍)

この手法を紹介するときは

ブログや資料で紹介するときは、こちらをコピーしてお使いください。利用について →

出典:ふりかえり実践会「役立った、邪魔した、仮定した」https://hurikaeri.jp/catalog/helpful-hindered-hypothesized/(びば/森一樹)
原典:アジャイルレトロスペクティブズ(Helped, Hindered, Hypothesis)

みんなの実践メモ

やってみてどうでしたか?スタンプはすぐ反映、コメントは承認後に掲載されます。