旅立ちのトランク(たびだちのとらんく)
Trunk for the Journey
手法考案:ねこやなぎさん
チーム解散やプロジェクト完了の節目に、チームで得たものを書き出し、持っていきたいものを自分のトランクに詰める手法。最後に手紙とお土産を贈り合います。
進め方
- チームで得られたものを「成長したこと」「思い出」「価値観・変化」に分けて全員で付箋に書き出す
- 書いた付箋を1人ずつ説明し、お互いにリアクションする
- 自分専用のトランクを用意し、次の場所に持っていきたい付箋を選んで詰める
- お互いに手紙(伝えたいこと)やお土産(自分が相手に渡したいこと)を付箋にして贈り合う
- 全員のトランクのスクリーンショットを撮って記念撮影する
いいところ
- トランクに入る量が限られているため、本当に大切なものを選ぶ対話が生まれる
- 手紙とお土産が、解散後も連絡を取り合うきっかけになる
手法のポイント
- 他のメンバーが書いた付箋を自分のトランクに詰めてもよい
- 互いに語り合う時間を作るため、長めの時間を確保しよう
テンプレートを使う
Miro・Figma・Google スライドなどに貼り付けて、そのままふりかえりを始められる枠です。 付箋は入っていないので、参加者が自由に貼れます。
詳しいやり方
チームの解散や長期プロジェクトの完了など、もう「来週に向けてこうしよう」が意味を持たない区切りのためのふりかえりです。「旅立ち」をメタファーに、新しい場所へ持っていく荷物をトランクに詰めていきます。
- チームで得られたものを共有します。「成長したこと」「思い出」「価値観・変化」の3つに分類して、全員で付箋を書き出します。書いた付箋について1人ずつ説明を聞きながら、お互いにリアクションしていきます
- 自分専用のトランクを用意します。人数分のトランクを描いておき、それぞれ好きな色を選びます。トランクはこのサイトから画像をコピーしたり、自分で書いたり、好きに作ってください。
- トランクに荷物を詰めます。みんなで書き出した付箋の中から、自分が次の場所に持っていきたいものを選んで詰め込みます。他の人が書いた付箋を選んでもかまいません
- 手紙とお土産を贈り合います。手紙は相手へ伝えたいこと、お土産は自分が相手に渡したいものを、それぞれ付箋に書いて贈ります
- 全員のトランクのスクリーンショットを撮って記念撮影します
進め方のポイント
この手法の肝は、トランクの大きさが限られていることです。全部は持っていけないので、「これは絶対に持っていきたい」「これは置いていく」を選ぶ必要があります。この手法には身軽で新しい場所へ向かってほしい、という願いが仕掛けとして組み込まれています。
他の人の付箋を詰められるのも大事なところです。考案者自身は、積み込んだ付箋の7割が他のメンバーの書いたものだったと振り返っています。自分では気づかなかった自分の成長を、他の人の言葉から受け取れます。
お土産は具体的なほど効きます。「1on1つきあうよチケット」「また雑談しようねチケット」といった次に連絡を取る口実になるものがおすすめです。大人になると「またいつか」でそのままになりがちですが、チケットがあれば再会の理由になります。
時間は長めに確保しましょう。付箋を書き出して説明するだけでも相応にかかりますが、この手法で大事なのは互いに語り合う時間です。急いで埋めるものではありません。
この手法が目指すのは反省でも改善でもありません。新しい場所でへこんだときに見返して、このチームにいたことが糧になる。そんな記録をつくることがゴールです。
Miro版カタログでこの手法を使う →ふりかえりカタログのMiroボード(誰でも利用OK)が開きます
「やってみた!」は同じ手法に週1回まで。カタログの「みんながやってる手法」に反映されます
もっと詳しく(出典・参考書籍)
この手法を紹介するときは
ブログや資料で紹介するときは、こちらをコピーしてお使いください。利用について →
出典:ふりかえり実践会「旅立ちのトランク」https://hurikaeri.jp/catalog/tabidachi-no-trunk/(びば/森一樹) 手法考案:ねこやなぎさん 原典:旅立ちのトランク 〜 チーム解散ふりかえりとその記録 〜 - ねこやなぎ(2025)
みんなの実践メモ
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