Story of Story(すとーりーおぶすとーりー)
ホワイトボードに「道」を描き、出来事とコミュニケーション・コラボレーションを時系列に貼り出して、チームのStoryを全員で描き上げる手法。関係の質・思考の質の向上を促します。
進め方
- ホワイトボードいっぱいに、過去から現在までの「道」を描く
- 個人ワーク(8〜10分)で、やったこと・起こったことを1色目、メンバーとのコミュニケーション・コラボレーションを2色目の付箋で書き、時系列順に道の上へ貼る
- チーム全員で作り上げたStoryを時系列順にテンポよく共有する(10分程度。結果や影響も話す)
- コミュニケーション・コラボレーションを活発化させるためにどうすればよいかを話し合う(10分程度)
いいところ
- 「よいコミュニケーションとは」を自分ごととして対話できる
- アクションを決められなくても、話し合いの内容が自然とチームに根付く
手法のポイント
- この手法の最中も、関係の質を高めるために行っていることを忘れずに
- 問題の解消よりも、今できていることをより強く推進する方向で考えよう
詳しいやり方
チームのコミュニケーション・コラボレーションに焦点を当てて、関係の質・思考の質の向上を促す手法です。時系列順に起こったことを思い出しながら、チームの中でどんなコミュニケーションが取られ、どんなコラボレーションが起こったかを考え、それらを増幅させるためのアイデアを話し合います。
まず、ホワイトボードを目いっぱい使って、過去(1週間前)から現在までの「道」を描きます。この道と、その上に貼られた付箋がStoryです。チームのStoryを全員で描いていくのが、Story of Storyという手法です。
道を描いたら、8〜10分の個人ワークです。1週間にやったこと・起こった出来事を1色目の付箋で、メンバーとのコミュニケーション・コラボレーションを2色目の付箋で書きます。「Aさんに資料作成をレビューしてもらった」「Bさんと話し合ってアドバイスをもらった」など、2人以上で一緒にやったことをどんなに小さなことでも書いていきます。付箋が溜まったら、おおよその時系列順に道の上へ貼り、関連するものは近くに置きましょう。手が止まったら、出来上がりつつあるStoryを眺めて、思い出したことを追加したり、メンバーが書いたコミュニケーションに別の角度からの意見を重ねたりします。
つぎに、10分程度で全員のStoryを時系列順にテンポよく共有します。「そのコミュニケーションやコラボレーションによって何が引き起こされたか」という結果や影響も話し、内容はStoryに追記していきます。
最後に、「これからコミュニケーション・コラボレーションをより活発化させるためにはどうすればよいか」を10分程度話し合います。チームのコミュニケーションの傾向(パターン)や、やりたいけれど実践できていないコラボレーションについて話すのがおすすめです。
進め方のポイント
ポイントは「手法内でのコミュニケーション・コラボレーション」に尽きます。このテーマの話し合い自体が、関係の質の向上に寄与しています。リーダーが「コミュニケーションをよくしよう」と指示してもうまくいきませんが、自分たちで対話すれば自分ごとに落とし込まれ、最適なコミュニケーションの形が自然と形成されていきます。具体的なアクションが決まらなくても大丈夫。話し合った内容は、チームの心の中に根付いていきます。
問題の解消を考えるより、今できていること・やろうとしていることを、より強く推進する方向で前向きに議論しましょう。出てきたアイデアは質問の輪で具体化するのが好相性です。
バリエーション
本質はタイムラインと同じ「時系列のデータ収集」なので、コミュニケーション・コラボレーションの問いをTimelineに取り込む応用もできます。また、長期間のふりかえりで使う場合は「続けること」「避けること」の2つの問いを加えると、KeepとProblemに近い使い方ができます。
🧩 Miro版カタログでこの手法を使う →ふりかえりカタログのMiroボード(誰でも利用OK)が開きます
「やってみた!」は同じ手法に週1回まで。カタログの「みんながやってる手法」に反映されます
もっと詳しく(出典・参考書籍)
この手法を紹介するときは
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出典:ふりかえり実践会「Story of Story」https://hurikaeri.jp/catalog/story-of-story/(びば/森一樹) 原典:ふりかえり読本 実践編~型からはじめるふりかえりの守破離~(2019)
みんなの実践メモ
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