対話による学びの抽出(たいわによるまなびのちゅうしゅつ)

「どんな学びがあった?」「あなたにとってどんな意味があった?」と質問しあいながら、学びや気付きを言語化して引き出す手法。ひとりのふりかえりの壁打ち相手としても、チームのどのタイミングでも使えます。

⏱ 他の手法と併用 👥 2人〜 難易度:ふつう

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対話による学びの抽出 手法のイメージ
手法のイメージ

進め方

  1. 「どんな学びがあったか」「どんなことを感じたか」「あなたにとってどんな意味や価値があったか」「他の人に一番伝えたいことはなにか」などの質問をする
  2. 相手が自分の言葉で言語化していくのを待つ
  3. 引き出される側は、整合性や順序は気にせず、とにかく言葉にしていく

いいところ

  • ひとりでは引き出せない学びや気付きが言語化される
  • 経験が抽象的概念へと変化し、頭の中が整理される

手法のポイント

  • 相手が気付くきっかけを与えることに重点を置こう
  • 一方的に引き出すのではなく、互いに引き出しあおう

詳しいやり方

学びや気付きは、ひとりだけで引き出すよりも、誰かに質問をしてもらうことで言語化され、引き出されやすいものです。ひとりのふりかえりでも、対話のできる相手を探して壁打ちしてもらうことで、より効果的に学びを得られます。複数人のふりかえりでは、コーチングの技法を使って対話を促し、相手がどう思ったのか・なぜそう思ったのかを質問しながら、言葉になるのを待ちます。一人ひとりが自分の言葉にすることで頭の中が整理され、経験が抽象的な概念へと変化していきます。

質問の例はこちらです。

  • どんな学びがあったか/どんな気付きがあったか
  • どんなことを思ったか/感じたか
  • あなたにとってどんな意味や価値があったか
  • 他の人に一番伝えたいことはなにか

引き出される側になったら、質問を受けて今考えていることを素直に言語化していきます。整合性や順序は気にせず、とにかく言葉にしていくことで、徐々に内容が作り上がっていきます。

進め方のポイント

① 相手が気付くきっかけを与えることに重点を置きましょう。相手の内容が誤っていると感じたり、追加情報を出したいときも、基本は本人の言葉での理解を優先します。

② 発言を見える化すると効果的。ホワイトボードを用意して、発言していない人が書き込むようにすると、言葉が図や文字になって頭の中がより整理されます(グラフィックレコーディングやマインドマップの考え方です)。

③ 互いに引き出しあおう。ふりかえりでは一方的に引き出すだけでなく、互いの学びを引き出しあい、共有することが大切です。この手法はどのタイミングでも使えます。対話の時間を意識的に挟んで、学びを深めていきましょう。ちなみに、案を戦わせる「議論」ではなく、互いを対等に尊重しあう「対話」であることがこの手法の心臓部です。

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もっと詳しく(出典・参考書籍)

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出典:ふりかえり実践会「対話による学びの抽出」https://hurikaeri.jp/catalog/taiwa-niyoru-manabi/(びば/森一樹)
原典:ふりかえり読本 学び編~経験を力に変えるふりかえり~(2019)

みんなの実践メモ

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