焼肉レトロスペクティブ(やきにくれとろすぺくてぃぶ)
手法考案:Satoshi Haradaさん
出来事を焼肉に喩えながらふりかえるユニークな手法。「ごちそうさまでした」で締める楽しい場が、チームの一体感を生みます。
進め方
- 焼肉の楽しそうな画像を、ホワイトボードに大きく貼る(写真でもOK)
- ふりかえる期間の出来事を、焼肉に喩えながら付箋に書き出す
- 付箋の内容を紹介する
- 最後は全員で「ごちそうさまでした」で締める
いいところ
- とにかく楽しい。焼肉に喩えることで、反省もネガティブにならずに済む
- 他の人の付箋に「これって何を表現したの?」と自然と興味が湧き、会話が生まれる
- ボードに機密情報が含まれないので、外部にも共有しやすい
手法のポイント
- 喩えに使う名詞(カルビ・ホルモン・タレなど)の意味をチームで揃えると認識合わせがスムーズ
- 喩えに悩んで手が止まる人向けに、焼肉用語のメニュー表を用意しておくとよい
- 毎週やるより、うまくいったスプリントの息抜きにたまにやるのがおすすめ
- ふりかえりのふりかえりは「二次会」と呼ぶ
テンプレートを使う
Miro・Figma・Google スライドなどに貼り付けて、そのままふりかえりを始められる枠です。 付箋は入っていないので、参加者が自由に貼れます。
本文中の時間はサンプルです。人数や状況に合わせて調整してください。
詳しいやり方
焼肉の楽しい雰囲気を、そのままふりかえりに持ち込む手法です。Zuziさんが講師を務めたA-CSM研修の受講者から生まれました(考案: Satoshi HaradaさんとTeamYAKINIKUのみなさん。出典: 焼肉レトロスペクティブ爆誕!)。
- 焼肉の楽しそうな画像を、ホワイトボードに大きく貼ります(写真でもOK)
- ふりかえる期間の出来事を、焼肉に喩えながら付箋に書き出します
- 付箋の内容を紹介し合います
- アクションが決まったら、全員で「ごちそうさまでした」と締めましょう
決まっているルールはこれだけ。やり方に厳しい焼肉は楽しくないので、あとはチームの好きに決めてOKです。
喩え方の例を挙げると:
- 「肉を注文しすぎた」→ タスクを取りすぎた
- 「肉を焼きすぎた」→ 過剰な作り込みをしてしまった
- 「タレが旨かった」→ アレンジした箇所が好評だった
焼肉変換のヒントになる用語集
喩えに悩んで手が止まったときは、このメニュー表を眺めてみてください(出典: 1分でさらっと分かる「焼肉レトロスペクティブ」・kakashi_h5さん)。
進め方のポイント
この手法の大事なポイントは、「出来事を焼肉に喩える」という縛りそのものにあります。ストレートに書くと重たくなりがちな反省も、焼肉というワンクッションを挟むだけで、なぜか笑って出せるものに変わります。しかも喩えはひと目では意味がわからないので、「それ、どういう意味?」と聞き合う会話が勝手に始まる。真面目に反省させる場ではなく、楽しく伝え合う場を作る。この割り切りこそが持ち味です。楽しい場では新しい挑戦への心のハードルも下がるので、結果としてチームの学びも進んでいきます。
うまく進めるコツは3つ。1つ目は、喩えに使う名詞の意味をチームで揃えること(カルビとハラミが同じ意味で使われがちです)。2つ目は、喩えに悩んで手が止まる人向けに焼肉用語のメニュー表(部位・味付け・焼き加減・立場役割など)を用意しておくこと。3つ目は、毎週やるよりうまくいったスプリントの息抜きにたまにやること。
副産物として、ボードには焼肉のことしか書かれていないため、機密情報が含まれず外部に共有しやすいという嬉しい効果もあります(公開時は参加者の同意と社内ルールの確認を忘れずに)。
終わったら「二次会」(ふりかえりのふりかえり)もどうぞ。
Miro版カタログでこの手法を使う →ふりかえりカタログのMiroボード(誰でも利用OK)が開きます
「やってみた!」は同じ手法に週1回まで。カタログの「みんながやってる手法」に反映されます
もっと詳しく(出典・参考書籍)
この手法を紹介するときは
ブログや資料で紹介するときは、こちらをコピーしてお使いください。利用について →
出典:ふりかえり実践会「焼肉レトロスペクティブ」https://hurikaeri.jp/catalog/yakiniku-retrospective/(びば/森一樹) 手法考案:Satoshi Haradaさん 原典:焼肉レトロスペクティブ爆誕!(Satoshi Haradaさんのブログ・原典)(2023)
みんなの実践メモ
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